代謝プロファイルテスト(MPT)の効果
飼料と護蹄管理の適正化で疾病は限りなく減少します
グラフは半年間隔で栄養プロファイルに基づいた飼料設計と指導級削蹄師による削蹄を実施したフリーストール搾乳牛90頭の牛群のデータです。この牛群は病気が多すぎて困ったという獣医師からの依頼で牛群検診を実施しましたが、実施後1週間でバルククーラーがあふれてクーラーを追加購入しました。ラップサイレージの水分誤認があって冷害前後で疾病が多発しましたが、それ以外は獣医師いらずの牛群になり、乳量も順調に伸びていきました。乳房炎に関しては、搾乳立会等は一切していません。飼料設計は、個体の能力を無理なく最大限に引き出す方針でおこなっています。東日本大震災まではほとんど疾病発生なしが継続しました。